水見色でもお茶シーズンが近づいてまいりました。きらくのお母さんたちは、みんなお茶農家。「お茶の収穫が忙しくなる前に・・」と、ジャガイモの土寄せをすることになりました。

土寄せとは

ジャガイモは種芋となる芋を植え、その種芋から新しい芋ができてきます。新しくできる芋は種芋の下に根を張るのではなく、種芋の上に茎が出て大きくなり、放っておくと芋が土の上に出てきてしまいます。ジャガイモは光にあたると緑色に変色(緑化)してしまい、有毒な物質が生成してしまうので、それを避けるために、土寄せは行われます。

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苗に向い合うように、苗の両側に1人ずつ立ち、両側から土を掘っていきます。土は柔らかく、鎌はさくさくと土の中に入っていきます。初めは平らな畑でしたが、土寄せ後は上の写真のように苗の周りはゆるやかな山型になります。

藤の花、ニホンカモシカ、サル、そしてイノシシ

数列を終えたとき、ちょっと休憩。休憩時間に情報はあり。この時間にはいつも、新しい水見色の側面が見えてきます。今は咲いていないのですが、もう少しすると山々にきれいな藤の花が咲いてくるそうです。そして水見色にはいろんな動物が現れるようです、ニホンカモシカ、サル、そしてイノシシ。ニホンカモシカの目撃情報は休憩時間にもよく話題にのぼり、この畑にもニホンカモシカは現れたようです。ニホンカモシカは牛のように黒く大きいということです。藤の花は咲いたときに紹介するとして、ニホンカモシカは遭遇することができたときその姿を紹介したいと思います。

数ヶ月後のおでんのじゃがいも

休憩を終え再び作業に戻り、黙々と土を掘り起こしていき、完成です。

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実は、提供する料理に使うジャガイモとしての栽培は今回が初めて。種芋は10kg、収穫時にはどのくらいになるのでしょうか。きらく市ではおでんを販売していて、数カ月後のおでんのジャガイモは、もしかしたらこの苗のどれかからなったものかもしれません。