このタイトル、新単語という人も多いのではないでしょうか。
少なくとも筆者にとっては、新しかったです。
それではこの単語の意味を解明すべく、今日の記事行ってみましょう。

昨日出勤すると、レジ前の椅子の上にススキの穂と紫の小さなお花が置かれていました。
「秋だねえ…」と9月が近づき、お月見の季節であることを思い出しました。

お花はお店の片隅の大きな花瓶に立てかけることとなりました。

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きれいですね。
いっぱいあるので、お店の他の場所にも飾ろうとチョキチョキと切るも、筆者が切ったものはどうも不格好に。
水見色のお母さんに助けを求めると、「家では一升瓶に入れて飾ってるのよー」と話しながら、ササッと手早くきれいに飾り付けてくれました。

その花を見ながら「お月見にはどんなストーリーがあるのだろう?」と素朴に疑問になり、助けてくれたお母さんに聞いてみました。
すると、水見色でのお月見の風習を教えてくれました。

水見色ではお月見の日、つまり旧暦の8月15日には、ススキと萩の花を花瓶に挿し、そしてお供え物を縁側に飾るそうです。
そしてその日だけは、子供たちが「お月見のお供え物を盗むことができる日」なんだそうです。

調べてみるとこれは水見色だけではなく、古くからの慣習で「お月見どろぼう」と呼ばれているようです。

そのためこの日、水見色では子供たちがそこここの縁側を渡り歩き、お月見どろぼうをしているそうです。
筆者の頭の中では、「お月見=ピラミッドのように積み重ねてあるお団子」のイメージだったので、子供たちがお団子をいっぱい集めている図が浮かんだのですが、違いました…。
子供たちに縁側の場所が分かるよう縁側は明るくして、そこにクッキーやいろいろなお菓子が置かれているそうです。
話してくれたお母さんは、「仕事終わりにちょっと待って一緒に盗んでったらー?袋いっぱいに集めるから、1か月はお菓子に困らないよー」と笑いながら話してくれます。
若干気になりますね。盗む勇気があったら、私も参加してみようかと思います。はい。

お月見と言えば、9月のきらくキッズではお月見のお供えものを作る体験をします。
興味のある方は、是非こちらのページもご覧になってください。→9/8きらくキッズ「お月見お供えものづくり」